· 

12月の一冊

さかいアスリート鍼灸院です。

12月の読み物は寺地はるなさんの「川のほとりに立つ者は」にしました。

殴り合って意識不明になっている彼氏とその親友、その連絡が喧嘩別れして6ヶ月会っていなかった彼女に入る。
色々謎の多い彼の事を調べていくうちに、自分が他人に対して持つ先入観と、自分が持っている「普通という価値観」に疑問・違和感を感じる様になっていく。

例えば物覚えの悪い人がいる、集中力の続かない人がいる、一つやると一つを忘れてしまう人がいる。
そういう人達と接していくと、相手に対して「使えない」と思ってしまう人は多い。

でもその方々に障害という診断が出ると、途端に気を遣い腫れ物を触る様に気を遣っていく。
それが優しさだと勘違いしてしまう人は多い。

どちらににしても「普通に接する」事にはならず、自分の価値観がそこにも反映されてしまう。

例えば家庭環境が苦しい中で育っても前向きな人はいるし、卑屈になる人もいる。
それは性格であったり人それぞれなのですが、その家庭環境もこちらは先入観で相手の事を見てしまう。

そんな思い込みの先入観と価値観という物に気づいた彼女が、他人に対してどう変わっていくのか、向き合う様になるのかという話。

自分の先入観や相手に対する価値観などの確認にもなると思います。
良かったらぜひ読んでみてください♪

#鍼灸 #筋トレ #西千葉 #読書記録